ホームページ制作でよくある失敗10選と防ぎ方

冬の格納庫で、小型業務機の公開前点検箇所を赤い保護具で明確にし、二人の整備担当者が異なる方向から不備を確認する様子

ホームページ制作の失敗は、デザインの好みが合わないことだけではありません。目的が曖昧なまま進む、社内確認が遅れる、公開後に更新できない、問い合わせを計測していないなど、発注前後の設計不足から起きるケースが多くあります。

札幌の中小企業やBtoB企業が、制作費と担当者の時間を無駄にしないために、よくある10の失敗と予防策を整理します。

1 目的を決めずに制作を始める

「古いから新しくしたい」だけでは、必要なページや導線を判断できません。問い合わせ、採用、既存顧客への情報提供、営業支援など、最優先の目的を一つ決めます。複数の目的がある場合も、優先順位を明示します。

冬の格納庫で、小型業務機の公開前点検箇所を赤い保護具で明確にし、二人の整備担当者が異なる方向から不備を確認する様子

2 対象顧客を広くしすぎる

誰にでも当てはまる表現は、結局誰にも響きません。業種、企業規模、担当者、抱えている課題、依頼を検討する状況まで具体化します。BtoBでは利用者だけでなく、決裁者や比較担当者が必要とする情報も用意します。

3 見た目だけで制作会社を選ぶ

制作実績の美しさだけでは、要件整理、原稿支援、SEO、計測、保守の力は分かりません。似た業種の支援経験、進行方法、担当範囲、公開後の対応、権利と契約条件を同じ基準で比較します。

4 見積もりの前提をそろえない

会社ごとにページ数や原稿作成、写真撮影、フォーム、SEO設定、保守の範囲が違えば、金額だけを比較しても意味がありません。必要条件を一覧にし、「含まれるもの」「別料金」「自社対応」を確認します。

5 原稿と写真の準備を後回しにする

制作の遅れは、デザインより素材待ちで起きることがあります。会社情報、サービス内容、実績、担当者情報、写真の有無を早めに確認し、誰がいつまでに用意するかを決めます。制作会社へ依頼する場合も取材日程を先に確保します。

6 社内の意思決定者が途中から参加する

終盤で経営者や部門責任者の意見が入り、大幅なやり直しになるケースです。企画段階で承認者を決め、構成、デザイン、原稿の各節目で確認します。フィードバックは社内で一本化してから制作会社へ伝えます。

7 スマートフォンでの見え方を軽視する

担当者がパソコンで確認していても、訪問者はスマートフォンを使うことがあります。文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、フォーム入力、表示速度、固定メニューを実機で確認します。画面幅が変わっても重要な情報とCTAが見つかる設計が必要です。

8 公開後に更新できない

更新方法と担当者を決めないまま公開すると、実績やお知らせが止まります。更新する項目、承認手順、頻度、管理画面の権限、操作マニュアル、制作会社へ依頼する範囲を決めます。担当者が退職しても止まらない共有方法も必要です。

9 ドメインやサーバーを制作会社任せにする

契約名義やログイン情報が分からないと、制作会社の変更やサーバー移転で問題になります。ドメイン、サーバー、WordPress、解析、メールの管理者情報を自社でも保管し、二要素認証と引き継ぎルールを整えます。

10 成果計測を公開後に考える

GA4、Search Console、問い合わせ完了イベント、電話や外部リンクのクリックなどは、公開時に設定します。計測がなければ、どのページや流入元が商談に貢献したか判断できません。社内テストや迷惑送信を除外し、イベントが一回だけ記録されることも確認します。

失敗を防ぐ進行の基本

制作前に目的、対象顧客、必要ページ、素材、予算、納期、運用体制を一枚にまとめます。次に、構成、デザイン、原稿、実装、公開前テストという確認の節目を決めます。各段階の承認者と期限が明確なら、手戻りを減らせます。

公開前には、表示、リンク、フォーム、自動返信、スマホ、速度、SEO基本設定、アクセス解析、バックアップを確認します。公開後一か月は実際の利用データと営業担当者の反応を見て、優先度の高い改善を行います。

まとめ

ホームページ制作でよくある失敗の多くは、事前の整理と役割分担で防げます。特に重要なのは、目的、見積条件、素材、承認者、運用、権利、計測の7点です。

要件が固まっていなくても問題ありません。現在の営業課題や顧客から受ける質問を制作会社と共有し、必要な情報を一緒に整理するところから始めると、公開後に使い続けられるサイトになります。

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